これまでの反省とお詫び

2018年7月21日に開催されたコミュニティ・ユース・バンクmomo(以下、momo)の第13回定時総会終結をもちまして、momoの理事を退任しました。あいちコミュニティ財団(以下、財団)の代表理事を辞任後、2018年1月には他のすべての公職を辞任していましたが、momoにつきましては、代表理事は直後に辞任したものの、創業者として多くの業務を担ってきたこともあり、組織運営上の理由から理事として関わっていました。

すべての公職を辞したこの機に、一つの区切りの意味を込めまして、改めてこれまでの反省とお詫びをお伝えしたく、ここにメッセージを掲載いたします。

最初に、私の人としての未熟さ、経営者としての至らなさによってご迷惑をおかけした、財団の元スタッフのお二人に対し、改めて深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。

また、財団やmomoを支えてくださった支援者のみなさま、役職員のみなさまにも、自らの至らなさによってご迷惑をおかけしたこと、また職責を全うできなかったことについて、深くお詫び申し上げます。

特に財団の関係者、とりわけ財団を退職した職員のお二人には申し訳ない気持ちでいっぱいです。労働基準監督署からご指摘いただいた36協定未締結の件を含めた労務問題はもちろん、コミュニケーションの面で私自身、言い方がきつくなり、お二人をひどく傷つけてしまったことがあったのだと思います。また、職員のみなさんが働きやすい環境づくりをおろそかにし、信頼し合いながら仕事を進める関係性を壊していたことも否めないと感じています。また、マネジメント面での未熟さもあり、現状に至ってしまったのだと考えています。この点に関しましては、自分の力不足や人間としての至らなさを恥じ、ただただ深く猛省するばかりです。私の配慮に欠く言動によって、大変不快な思いをさせてしまったことは、本当に申し訳なく、苦しい思いを持ち続けています。

当事者のお二人には、2018年6月3日にお詫びの手紙を送付させていただきましたが、まだ手紙でしかお詫びできていないことも、心苦しく感じています。もし直接お詫びする機会をお二人にお許しいただけるのであれば、私自身が再出発する上でも、第三者の方にも立ち会っていただき、私の対応がどのような点で問題であったのかを客観的に把握するととともに、自らの非を認め、またお二人の痛みを受け止め、私が正すべき点をお聴きすることが必要だと感じています。今後、直接お会いして謝罪する機会を模索させていただきたいと考えています。

また、私が責任をとって財団の代表理事を辞任したのは2017年12月6日ですが、「新代表が決まった時点でこれまでの経緯も含めて公表する」ということが財団の方針と理解していたため、後任代表理事決定までの自分の立ち位置が不明瞭なものになってしまいました。12月6日以降、自ら「財団の代表理事」を名乗ることはしませんでしたが、辞任前にお引き受けしていた講演等のチラシ等を、積極的に訂正することはできていませんでした。また、受託業務として引き続き財団に関わっていたことやmomoでの取り組み、私自身の発信も、外部の方からは財団代表理事としてのものと捉えられてしまったのだと思います。結果として、多くの方に誤解を与えることになってしまいました。今になって思えば、辞任後すぐに公表できるよう、もっとしっかりと手順を詰めていればと深く反省しています。

その後、こうしたご説明やお詫びが遅くなってしまったことも、反省しています。

こうしたすべてのことを踏まえ、現在、財団とmomoに生じているすべての状況に対する自らの責任を感じるとともに、財団を退職した元スタッフのお二人はもとより、財団やmomoの関係者のみなさまに大変なご迷惑とご負担をおかけしていることを、本当に申し訳なく思っています。特に財団に関しましては、このような困難な状況下で代表理事を引き受けてくださった榎田さん、専務理事として昨年度お力添えいただいた岡本さん、今年度から常務理事になっていただいた栗木さんなど、役職員のみなさまが尽力されているお話を聴くたびに、いたたまれない気持ちになるとともに、あいちの未来のために、この困難な役割を引き受けてくださっていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。

この数ヶ月間は私自身、当事者のお二人に直接会ってお詫びしたいと思いつつ、今の立場でできることをやろうと考え、これまでお世話になってきた関係者のみなさまに個別にお伺いし、200名以上の方にお詫びし、お話を伺ってきました。一連の出来事の責任や、今までご支援いただいてきたみなさまのお気持ちを考えると、まだまだ十分な謝罪ができていると思うには至りませんが、この先も可能な限りの機会を捉え、自らの行いを振り返りながら、自分にできることを考えていきたいと思っています。

大学卒業後、地元の金融機関を経て東京のNGOに勤務した私は2005年、故郷の名古屋へ戻り、momoを立ち上げました。momoは地域の課題解決に挑むNPO等に13年間、低金利でお金を貸してきました。

2013年に設立した財団では、文字通り「成長を助けるお金」として助成金を提供してきました。「お金のないNPOにお金を渡す」のではなく、「お金のないNPOがお金を集められるNPOになる」ために、伴走支援にも力を入れてきました。

こうした取り組みは今後ますます重要になってくるはずです。自分自身の至らなさや未熟さ、経営者としての稚拙さにより、地域の課題解決に地域の“志金”を生かす「お金の地産地消」を推進する財団やmomoの取り組みが後退することは、あってはならないことだと感じています。財団もmomoも、その役割を担う組織であり続けてほしいと願っています。

私自身は立場が変わっても、これからも財団とmomoを応援し続けるつもりです。

最後に改めて、当事者のお二人をはじめ、あいちコミュニティ財団とコミュニティ・ユース・バンクmomoの関係者のみなさまには、深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。

2018年7月23日
木村真樹